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2019.10.04

米国の抗生剤の約10%は歯科医師が処方

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今年出た論文によりますと、
「抗生剤の術前投与は、
 インプラント手術の術後感染症に効果無し」
という結果が出た様です。

https://link.springer.com/article/10.1007/s00784-018-2762-x?fbclid=IwAR1aXTQXRS4Z2al9_2W1Iw24abEApTHj-QLOw-wRnXj0N44GmjuTx5go4Zg

まタイトルのように米国の抗生剤の約10%は歯科医師が処方しているという

背景からこの様な論文が出たのではと思います。

海外でも歯科医が抗生剤を
大量に処方しているのでしょうか。

 

少し話は変わるのですが、抗生剤と言えば
かつては口腔内の歯周病菌に対して
強力な抗生剤を使う治療が流行った事がありましたが
その効果と、耐性菌の問題のせいか
ほとんど見かけなくなったように思います。

歯に付着してバイオフィルムを形成した歯周病菌には
抗生剤などの薬剤は、ほぼ無効です。

口腔内の急性症状(痛みや腫れ)に対して
処置をせずに「薬出しておきますね〜」が
無いのは理由の一つはこの為です。